2020/12/02 01:48
ご機嫌いかがでしょうか。南大介です。
僕としては、小林賢太郎さんのことを記事に書くのは苦手です。
だって、偉大すぎるしおこがましいし身近な先輩だから後で何か言われるかも、とかすげー気になるし。
でも今回は、またとないタイミングなので思い切って書きます。
僕にとって、一番面倒をみてくれた先輩芸人は小林賢太郎さんです。
賢太郎さんの作品をみればわかると思いますが、
技術と実力がなければ賢太郎さんは、演者さんにオファーしません。
しかもそのハードルはハッキリ言ってかなり高いです。
演技が上手いだけじゃなく、コントができないといけません。
面白いだけじゃなく、高い技術がないといけません。
技術が高いだけじゃなく、魅力的じゃないといけません。
僕はただの後輩なのに、作品で同じ舞台に立たせてくれました。
日本全国のツアーも海外公演にもつれて行ってくれました。
実力も技術も演技も魅力的でもない、ただの後輩なのに。
さらに映像作品にも使ってくれました。ただの後輩なのに。
僕に対して『頑張れ』という意味も込められていたかもしれません。
勿論いただいた役はアテガキされたもので、自分が一番役にふさわしいと思える役です。
お客さんに「他の人だったらもっと良かったのに」と思われることはありません。脚本のおかげです。
小林賢太郎さんは僕の『人生で影響を受けた人』というレベルではありません。
『義務教育レベルで勉強させていただいた人』くらいです。
意味わかりませんか?
もう、感謝というレベルではありません。
かっっっっっっっっんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっっっっっしゃっっっっっっっっっっっっっっっっああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーー!
くらいです。
僕は数年前、作品作りを後輩として手伝うという名目で、
賢太郎さんの技術を盗もうと思って、ずーっと仕事場に入り浸っていました。
アイデアの出し方、コントの書き方、稽古のやり方、演技の組み立て方、本番前の準備、本番で使う技術、
などなど学びました。
その甲斐あって、当時お笑いライブで僕の成績(お笑いライブは大体ランキング形式で順位が決まります)は
下から数えた方が早い順位から上位になり、最終的には連続優勝が出来るほどになりました。
そこで学んだことは効果覿面です。
賢太郎さんの作品に出演する演者さんは、
台本を書いているところにはいません。書き終わった台本をわたされます。
その後、台本に手直しも入ります。演者さんは手直しの工程を見ることはなく、書き直された台本をわたされます。
そういう細かい手直しの作業も手伝いという名目で、ずっと作業の様子を横で見させてもらいました。
後輩芸人で、僕ほど、賢太郎さんの作品作りの工程を学んだ人はいません。
(いないと言い切りたい。少なくとも芸人では。それほど制作現場を見たので。)
まあとにかく、誰もが感じている通りの才能の塊なのは間違いありません。
それくらい様子を知っている僕が言うのだから間違いないことがひとつあります。
小林賢太郎さんは、これからも作品作りをやめるわけがありません。
ちょっと休めばいいのに、なにかしら新しいやつを作ってるんです。
次会うときには、なんか新しいもの作って見せてくれるんです。
休めばいいのに。
その一点だけは、ちょっとアホです。
それ以外は全部天才ですよ?
頭の回転早いし、コントもすごいの考えるし、パントマイムもマジックもできるし、
演技も楽器もできるし、絵を描くのも漫画も上手いし、英語もできるし、イケメンだし、背も高いし。
でも考えるのを休むことに関しては、アホです。
考えるのをやめられないんだと思います。多分。
そこはアホです。
これは僕個人の見解です。
なので、どうせ、またなんか新作が出来て、発表されて
みんなが驚くんですよ。どうせ。
そう言うことばっかりでしたから、今まで。
えーっと、
それでは皆さまご機嫌よう。
(このブログを本人が読まないことを祈りつつ。あー、後で怒られませんように。でもまあいいか。)